旅の便利帳【前編】
旅先から戻ってきたばかりですが旅行疲れとは無縁のももこです、こんにちは。
その理由は、恐らく旅行中「無駄なこと」を極力省いているからだと思います。「無駄なこと」、それは長時間列に並ぶことだったり、タクシー代ケチって徒歩で移動したり、重い荷物を引きずって歩いたり…等々。あらかじめお店を手配しておくなり、有料のサービスを利用するなりすれば済む話なのに、「手間」や「お金」の無駄だからと言って身体的・精神的に消耗するなんてそれこそ「無駄」です!エネルギーは楽しむときに使うもの、「目的」に対して使うものです。『待機』や『移動』はあくまでも目的に近付くための「手段」に過ぎません。そんなところでエネルギーを消耗するのは無駄なことですよね。少しの手間とお金で無駄は省けます!
旅行は毎回「最小限の労力で最大限楽しむ」ことを目標にしています。
交通手段だったり宿泊施設だったり、また今回の旅行で現地での食事や荷物の手配を事前に済ませておくことの重要さを思い知らされました。あらかじめ準備をしておくことと、ある程度お金をかけること。この二つが旅行の満足度をぐっと上げてくれます。備忘録として、夫婦二人旅で個人的にやって良かったと思うことをまとめておきます!
①交通手段の決め手は「早さ」と「快適さ」
自宅から駅、駅から目的地までのアクセスが不便でなく、旅先での移動も公共交通機関を使えるのであれば基本的に自動車での旅行はしません。同行する相手が余程の運転好きさんであればドアtoドアですし自分の楽を優先していくらでもドライバーしていただきますが(…)、もともと運転がそんなに好きではない主人に負担はかけたくないので多少出費がかさんだとしても自動車や高速バスよりも新幹線、飛行機なら格安航空よりもサービス充実の航空会社を選びます。
②宿泊施設は「目的地の徒歩圏内」を選ぶ
宿泊施設も同様、金額よりも利便性優先です。基本的にはその日の最終目的地の徒歩圏内、場合によっては前乗り感覚で翌日の目的地近辺を選ぶこともあります。レジャースポットのすぐ近くだと高額になりがちですが、当然利便性は高いですよね。しかも、競争が激しいのでどこに行っても常に最新の設備をそなえていることがほとんど。ホテル・旅館選びはアクセスが良くて快適に過ごせる、これに尽きます。
③旅先での食事は出来る限り「予約」しておく
名店との偶然の出会いや食べ歩きがメインであればこの限りではありませんが、食事(もとい座れる場所)は確保しておくに越したことはありません。歩き疲れてクタクタなのに、良さそうなお店が見つからない…目星はつけてきたけれど、いざ着いたら長蛇の列で一時間待ち…なんて経験ありませんか?そんなとき、せっかくの旅行なのに適当なチェーン店に入ったりコンビニで済ませたりしたくない。だけど歩き回るのも待つのも嫌!というワガママ無駄なイライラを発生させないためにもぜひ予約をしておいてください。「時間」と「場所」と「食べたいもの」、この三つを軸にお店を決めて予約をしておくと無駄が省けて満足度が上がります。
今回の旅行では、昼食にテーマパーク内にあるレストランのビュッフェを予約しておきました。重視したのはとにかく「時間」です。平日とはいえランチタイムど真ん中のテーマパーク、フードワゴンからレストランまでどこもかしこも満席でした。時間をずらして食べるのもなあ…なんて悩みもなくお腹を満たし、ついでに足を休めて午後から元気に遊びたおせました。紅葉シーズンの観光地でも、ホテルに戻りやすい「場所」とその土地ならではの「食べたいもの」を重視して予約をしておいたおかげで、あとはそれに合わせて予定を立てるだけでスムーズに動くことができました。
④利用できるサービスを利用しつくす
いまや多くのホテルで利用できる「レンタサイクル」や「手荷物配送」のサービスを利用しない手はありません。わたしの場合、今回の旅行ではメインの観光スポットにくわえて「なんか面白そう!」な、わざわざ行くのもアレだけどついでがあれば行ってみたいスポット(←失礼)をつぶしておくことが裏テーマだったこともあり、目的地が地図上に点在していました。さらっと計画を立てた時点で移動距離の長さと所要時間、乗り継ぎの多さにウンザリしてしまいました。そこで思いついたのが、「公共交通機関を使わない」という手段。レンタサイクルで川沿いをサイクリングがてら走れば、渋滞や乗り継ぎも関係ないし、運動にもなるし!と早速手配しました。
また、最終日の観光でネックになるのが手荷物の持ち運び。今回宿泊したホテルは観光には丁度良い立地だったのですが、ターミナル駅からは少し距離がありました。帰りの新幹線まで利用する予定のないターミナル駅にわざわざ出向いてコインロッカーに荷物を預けるのも面倒だし、かといって一日中持ち歩くのも…と悩んでいたところ目についたのが「ホテル→ホテル/ホテル→駅」の手荷物配送サービス。サイズに関わらず一個あたり650~750円程度で配送を引き受けてくれるようです。これを利用することにしたためお土産は最終日ではなくできるだけ中日に調達、スーツケースに入れてターミナル駅まで配送してもらったので帰りの新幹線に乗る間際まで身軽に観光できました。
年を重ねるにつれ無理が利かなくなってきますが、そこをお金でカバーできるのが大人の良いところ。これからも無理なく楽しく思い出を増やしていけるといいなあ。